新・快眠生活zzz

自称『日本一文章を書くのが好きなふとん屋』が徒然なるままに書きます。お店や取扱い商品のPRは基本的に一切なしです。

衰退産業を生き残る(その1)

今週、月曜から水曜にかけて大阪に出張してきました。


月曜日:羽毛の講習会
火曜日:快眠ひろばの会 本部会議
水曜日:大阪西川チェーン ブロック長会議

 

昼間は熱く語り合って、
夜はもれなく懇親会付きの3日間でした。

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自撮りデビューにつき、表情、アングル共にイマイチな点はご容赦ください

 

体力的には正直結構きついんですけど、それ以上に充実した3日間でした。
そして、向こうにいる時にはハイテンションで走り続ける分、
お店に戻った昨日(木曜日)は抜け殻のようにしんどく、
ブログを書く元気もありませんでした。(そして昨日の夜も地元で会合)

 

 

私たちの業界は・・・というよりも、
私の所属している業界内のコミュニティーは、
極めて横のつながり(=理念、想い、情報の共有という意味で)が強く、
こういった繋がりは、私にとって大きな財産です。

 

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私は10年前から、
このような用件でメインは大阪+その他の地域にほぼ毎月出張しています。

 

この点に関する私のスタンスやら考え・想いについて、
様々な観点から話を膨らませてみたいと思います。

 

 

 

以前、商業界 香川同友会の例会にて
講演させていただいた事があります。

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その際、主催者に講演原稿を事前にお渡ししたところ、
先方が私の講演に付けてくださったのが
タイトル『衰退産業を生き残る』
サブタイトル『外部(婿養子)の人間だからできた業態改革』
でした。
この時の講演のタイトルが、
そのまま今回の記事のタイトルになっているという次第です。



 

最初タイトルに『衰退産業』という言葉を見た時に、
一瞬『ムッ!』とした自分がいました。
でもすぐに『その通り』と思い直しました。

この辺りは
自分が自覚している欠点を
他人からピンポイントで指摘された時の感覚
に似ているかも知れません。

そしてしばらく間をおいて、
『上手いタイトル付けたなぁ』と妙に感心したものです。

 

そして改めて再認識したんです。
自分が今いるのは『衰退産業なんだ』『やっぱりそうだよね』と・・・
やはり自分が置かれている環境を的確に把握することは大切です(苦笑)

 

 

ここで一つの数字をご紹介します。
日本全国の寝具専門店(いわゆるふとん屋)の売り上げ金額の合計
昭和60年 約4,000億
現在 約300億
30年足らずの間に10分の1以下になっています。
びっくりするような衝撃的な数字です。

 

日本人がふとんを買わなくなった・・・というワケではありません。
ふとんを買う場所が変わったということなのでしょう。

 

『結婚するので新しくふとんを揃えよう』
『寒いのでふとんを買い替えよう』
という時、
どこが頭に浮かびますか?
という話だと思います。

 

これが昭和の時代でしたら、
多くの人たちの頭の中にまず
『ふとん屋』というのが浮かんでいたのだと思います。
そして実際にふとん屋に足を運んでいたのでしょう。

 

ところが今では
『〇mazon』
『楽〇』
『〇トリ』
『イ〇ン』
といったワードを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。


特に最近の若い人からすると、
いかに手軽で安く買えるか・・・が重要なのだと思います。

 

これを誤った風潮・・・などと言うつもりは毛頭ありません。
かの松下幸之助はこう言いました『世間は常に正しい』
そういう認識を持たないと物事を見誤る・・・と。

 

 でもその一方でこうも思います。
『勿体ないなぁ』とも・・・

 

『何が勿体ないか?』に対する答えは

私の名刺の中の一面で端的に表現しているつもりです。

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伝わりましたか?

 

多分これだけでは伝わりきらないかな?

きっとそうでしょう。

モヤモヤ感を残しながら続きは次回に。

(続く)